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澁澤龍彦「異端の肖像」
澁澤作品はかなり読んだ。これが最も印象に残った。特にノイシュバンシュタイン城のあのルードヴィヒ、ビスコンティで映画化もされた有名な実在した王様の話が好き。
この本で王とパトロンだったワーグナーを知り、音楽にもはまった。ワーグナーの「タンホイザー」や「ワルキューレ」など聴くと、王様のこともいっしょになって実在したということだけで心が打ち震えるものがあった。瞬間シンクロするようなというか。
その他にも実在した人物がとりあげられているが、興味深い。澁澤龍彦の感性や知性は独特の美意識で色どられている。
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