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なにげに

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感動した本
 「宇宙からの帰還」立花 隆

これはずいぶん前に読んだけど、アポロ時代の宇宙飛行士たちに立花氏がインタビューしたもの。
宇宙に行って、考え方とかマインドにどんな変化があったかというテーマで、宇宙飛行士たちはそういうことを聞かれたのははじめてだと、おもしろそうに答えていたということだけど、そのインタビューで聞くことは日本的というか、私らにはよくわかる素朴な疑問だ。
飛行士たちはみんな違うことを言った。何も変わらない人もいれば宗教に向かった人もいる。何人かのインタビューを読むと読んだ人が必ず「私ならこの思いがいちばん共感するな」とか選んでしまう。宇宙に行ったことでこんなにみんな違うことを言うのがおもしろく、読んでいてわくわくした。
読んでいて確かにそうだろうなと思ったのは、飛行士たちはみんなほとんど理系だけど、もし芸術家が乗りこんだら宇宙からの眺めにみとれて、アポロの飛行や帰還が無理だっただろうってこと。
きっと私でも、もし外から「自分がそこにいない地球」を眺めたら、操縦とか日常的思考がぶっ飛びそうだと思う。

アポロからどれだけたったか、でも宇宙はまだまだ遠いね。

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