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なにげに

日々のいろんなけっこうどうでもイイことを更新中。 オリジナル小説は「みたいな」という別ブログに移動。

いまはやりの
ChatGPTやってみた。
質問として「仕事がおもしろくない」と書いた。お返事一発めが「それは残念ですね」という人間ぽい感じから入り、7項目くらいすごい真剣に、まさしくセミナーとかコンサルティングのような定型句のごとくアドバイスが簡潔に並んだ。まあ、どこかから拾ったものをまとめあげたものだろうけど、それなりだった。
これはどうでもいい報告書とか提出物用には、もってこいの簡単さ。面白がっていろいろ打ち込んでみた。
笑えたのは、調子にのって今度は超ハードSF展開の話でこの世がバーチャルでなんたらかんたら書いた。が、うっかり物語とか架空の小説ネタだとか書くのを忘れた。そしたら、そういう思考は危険ですとか、もう少し現実をよく見て・・・みたいに心底ヤバい人に向けてのアドバイスかのようなお答えがきた。

なおも使ってみる。今度は小説だ。自分の小説を英訳したらどうなるか試した。
まず日本語の自分が書いたやつ

 小さな犬の人形が、フロントミラーの側で吊られ、リズミカルに揺れている。笑っているような顔で愛嬌たっぷりだが、白かった毛はすっかり薄汚れている。

  10歳の塔夏光一(とうがこういち)は、助手席でずり落ちそうに座り、足を宙でぶらぶらさせながら、その犬を見ていた。視線を隣にやると、ハンドルを握る男は、くわえ煙草で、まっすぐ前を見ている。日焼けした肌、節くれだった指、うっすら伸びた髭、髪の生え際には白いものが混じっている。

  のどかな昼下がりの一本道、まわりには畑が広がり、遠くには山が連なっている。すれ違う車もほとんどない、舗装がでこぼこした道を、がたがたと揺れながら走る。

  朱色のトタン屋根の店が、ぽつんとあるのが見えて来た。飲み物の自動販売機がひとつ、雑然といろんな昔の看板もそのままある。店の前には駐車場というより、道がふくらんだようになった場所があり、そこに男は車を寄せた。

  男がその店に入って行くのを、光一は車の中から見ていたが、すぐ、フロントミラーのところに吊ってあった犬の人形を手に取った。

「モッチ」

  彼はその人形に向って言った。人形に名前をつけていた。

「今度はどこへ行くのかな?」

  モッチを左右に揺らせてはずませる。

「きっといいところだよ」

光一は声色を変えて、モッチの役で答えた。

 「せっかく、しょうたくんちで明日、ゲームさせてくれるって約束してたのにな」

モッチをぴょこぴょこと歩かせた。

 「しょうがないよ。お父さんの仕事のつごうだもん。ぜったい今度いく学校でも、友だちとゲームできるよ」

 「そうだよね」


英語に訳して と続けると

GPT

A small dog doll is hanging by the side of the front mirror, swaying rhythmically. It has a charming and smiling expression, but its once-white fur is now completely grimy."

 

Touga Koichi, a 10-year-old boy, sat on the passenger seat, almost sliding off, and swung his legs in midair as he watched the dog. When he looked to his side, the man gripping the wheel had a cigarette in his mouth and looked straight ahead. His sunburnt skin, calloused fingers, slightly grown-out stubble, and white strands mixed into his hairline.

 

A peaceful afternoon on a single road with fields stretching out and mountains in the distance. There are hardly any cars passing by, and the bumpy pavement makes the car shake as it drives.

 

An antique store with a reddish-brown tin roof appears in the distance. There is a drink vending machine next to it, and various old signs are scattered around. The man pulls his car over to a spot on the road that has bulged out like a parking lot in front of the store.

 

Koichi watches the man enter the store from inside the car but quickly turns his attention to the dog doll hanging from the front mirror.

 

"Mocchi," he says to the doll, which he had named. "Where do you think we'll go next?"

 

He rocks the doll back and forth. "I'm sure it will be somewhere great." Koichi changes his voice and pretends to be Mocchi while continuing the one-sided conversation.

 

"It's too bad we had promised to play games with Shotakun tomorrow," he says.

 

He bounces Mocchi up and down, pretending the doll is walking. "It can't be helped. His father has some work, and we'll definitely be able to play games with friends at school next time."

 

"That's right," he nods in agreement, still talking to his doll.

➡ここまででの感想はそれなりにすごい、私はあまり英語わからんけど、よくちゃんと訳しているように思える。ただ「しょうたくん」をそのまま訳してるけどここは英語ならしょうたと呼び捨てじゃないといけない?
あとすごいと思ったのは「そうだよね」の英訳をちゃんと文脈を読み取り、彼の犬の人形に同意を求めているというふうなことを付け足している。
私がここで文章を切って訳してもらったからで、あとに続く文章入れると違う訳になる。

続いての訳↓

 男は袋をごそごそすると、光一にサンドイッチとジュースを渡した。ひとつはタマゴ、ひとつはトマトとしおれたレタスがはさんであった。

 それを彼は黙って食べ始めた。

GPT

The man rustled through the bag and handed a sandwich and juice to Kazuto. One was filled with egg, and the other with tomato and wilted lettuce.

 Kazuto began to eat silently.

ふんふん、かなりうまいような気がする・・・・て Kazutoって誰?固有名詞ということは察しているけど・・・

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コメント

1. 私も使ってみたい!

chatGPT、始めたのですね。SF好きなmickyさんらしいです。
私はまだ始めていません。興味はあるんだけれど、一度使ったら駄目人間になりそうで(笑)

あらすじだけ入力して、GPTに小説書いてもらう……そういう形で既にデジタル出版している人が多いらしいですね?(コツコツ書いている者としては、なんか日の目に出る確率が一層低くなるのがツライっ!)

アメリカのあるSF小説出版社では、chatGPTが登場してから公募で送られてくる作品の数が数百倍(?)増えて、そのほとんどがGPTが書いた作品だったらしく、その出版社は作品公募を取りやめたほどだと聞きました。
日本の出版業界もそうなっちゃうのかなあ?

本当にそんな時代が来てしまったんだなあと思うと、ちょっと物書き好きの私としては虚しい気がします。

でも資料や事実関係など調べてもらえそうなので、ぜひ利用したいと思っているのですけど……その前にWiFi環境を変えないと まだ4Gで頑張っているので。
もちろん、mickyさんのように英訳も試したいと思っています。

無料版と有料版があるって聞いたけれど、mickyさんはどちらを使用しているんですか?

2. もちろん無料でお試しです

スーメイさん お久しぶりです。
GPTは使い方によっては相当便利だけど、その危険性も言われてますね。SFあるあるのAIが人類を超えるヤバさのやつ。なんだか超える日も現実味を帯びてきていて、使い方によっては危険にもなると思いますね。便利さと危うさの隣り合わせ。って、まあ何でも進歩はそんなもんだけど。グーグルかなりあせりまくってるって話ですが、そうでしょうね。こんなん出たら検索の領域飛び越えていってしまってるし。
小説や画像の自動生成はどうなんでしょう。はやくも著作権で訴訟でてますよね。学習させるのに使われたものは使用料を払っているところもあるし。現代のツールに法はまったく追い付いていないし、それにますますネットに親しむものと苦手なもの、その環境を得られるもの、得られないもので差が開く一方ですよね。
でもこれが盛り上がってくると、ほんとにコンサルティング業界とか、いろんな業種が必要なくなる日も近いでしょうね。

アメリカなんてずいぶん前から弁護士よりも上にAIを置いてて、AIの答えに近い人ほど評価が高いという・・・なんとなーく納得できない(W)

小説もAIが書いてくれるというと個性はどうよ、感性はとかの話になりそうだけど、考えてみたら将棋なんかAIソフトがあってそれが予想外の手をうってきたりするというから、発想が広がるともいえる?参考がてらひらめきのもとにするのはいいかもなあと思ったりもします。決してGPTで小説自動生成しようとは思いませんが。だって思い描いて自分で文章組み立てることこそ楽しいところなのに、勝手に作ってもらってもちっとも自分が面白くないですよねえ。

あ、でも英訳してみて、これってあくまでもGPTで訳してる注釈つけとけば、英語表現がちょっと未熟とか下手に思われても、英語版作ってよその国の人にも見てもらうとかできるわけですよね?一度試してみようかとも思ってます。なんか面白い。
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