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なにげに

日々のいろんなけっこうどうでもイイことを更新中。 オリジナル小説は「みたいな」という別ブログに移動。

初北海道


退職を機に(とはいってもまだ有給消化中)冬の北海道へ行ってきた。
とにかく旅行は超久しぶり。泊りがけなんて出張でしかなかった。
飛行機乗り継いで釧路空港に降り立ったとたん、とにかく寒い。慣れてない気温に震える。
釧路駅近くでとりあえず1泊。
そして翌朝SL釧路湿原号での標茶駅までの鉄道旅。途中でそこらへんでのんびりしている蝦夷鹿さん、タンチョウさんを見た。
標茶駅はとにかくMAX寒くてバス待ちの間の観光とか食事に行くとかとんでもなく、駅の案内所にこもってコーヒー飲む私。
そしてバスで硫黄山、オシンコシンの滝など止まりながら観光しつつ知床のウトロへ。
初めての北海道はまるで外国のように別世界だった。(まわりがほとんど中国や韓国などアジアからの観光客で、日本人の方が少ない状況だったこともある)
まず当然ながら寒い。めちゃ寒い。でも広大な風景が、しかも体感したことのない気温や
雪景色に圧倒されて感動の旅だった。
これは知床到着しそうなときのオシンコシンの滝近くでの夕日の海景色。すべてが流氷で埋め尽くされていた。滝はまだ凍ってなかった。そのうち凍るらしい。
2/5時点。

ホテルは北こぶし知床ホテル オールインクルーシブで食事は過去ホテルの食事で最高なレベルだった。ここで2泊。


2/6 部屋のホテルの窓からの景色。
スノーシューイングでのフレぺの滝へのウォーキング、雪の中をずっさずっさと行くのも初の体験で楽しかった。もちろん温泉でもまったり

2/7 知床エアポートライナーバスで直行、網走まで2時間くらい。なんとか砕氷船に乗って流氷の中を進んでみたいと思い、予約はいっぱいでとれないようだったけど、とりあえず電話したらなんとかとれた。その時間に合わせ、急ぎ先に網走監獄→北方民族資料館をバスでめぐる。
監獄の歴史を見ると、本当に囚人のおかげで北海道開拓ができたことがよくわかる。だいぶ人も死ぬほど過酷な労働だったらしい。もう、監獄の生活再現のマネキン?がこわいこわい。よくこの寒さでこんな薄着で、、、とかどんより。
さらに北方民族資料館。こちらはアートのような素晴らしさだった。北方民族はアイヌ以外もエスキモーとかほんとに民族がたくさんある。その地域にたどりついたみんな同類だっただろうけど、住んだところで細分化され違う文化も服も装飾も生まれていったことがよくわかる。毛皮をつかったり魚皮をつかったり、アザラシつかったり様々な服装がとにかく圧倒的。実用のものはそれだけで美しい。生活が想像できるような感じが楽しいが、その歴史はなんだかなあとも。普通に彼らは暮らしていたのに、勝手に線引きされて国に所属させられたようなもんだから。
監獄といい、アイヌといい、北海道の歴史は日本史とは別物のようで、世界が違った。考えされられた。南方の私にはあまりぴんときてなかったけど、実際見て知ると違う国のように思えた。

それからいよいよ砕氷船に。

ものすごくきれいで、間近で氷を動かし間を船が進むのが見ていて飽きなかった。
とりあえずこの日は網走駅前のホテルへ

2/8 ひがし北海道エクスプレスバスで阿寒湖温泉へ
1便しかなくこれを逃したら最悪なんで、前日の砕氷船乗り場の道の駅へ超早めに行く。
9時過ぎから到着16時過ぎまでの長いバス。途中、また硫黄山、摩周湖、鶴居サンクチュアリで観光しつつ阿寒湖までのルート

屈斜路湖も見えた。完全凍っていた。そのへんにいたキタキツネさんも見た。
摩周湖はまったく凍ってなく、霧もなくきれいな青い湖がくっきり。すごくきれい。
ただすごい音がするほどの風が吹きつけてくる。あまりに寒くて長くは展望台にはいられず。

鶴居サンクチュアリでは餌がまかれるので、野生のタンチョウヅルがたくさん集まるところで
タンチョウヅルはほんとにきれいで、意外と大きかった。


阿寒湖のホテル到着、ソッコー温泉いくと、誰もいなくて独り占めだった。
ホテル窓からは凍り付いた阿寒湖一望、夕方まではワカサギ釣り、スケートやなんかモービル?みたいな乗り物でたーっと走って回ってくるのもやってた。
食事後、夜8時からは花火が阿寒湖で打ちあげられてきれいだった。部屋の窓からの見え方が
最高だった。

9時からはアイヌコタンというところの中にシアターイコロがあり、ロストムカイというデジタルアート、古式舞踊、現代舞踊を見れた。音楽も独特、踊りも独特で印象的だった。アイヌと親和性のあったエゾオオカミが開拓者たちによって絶滅したことをテーマに展開。「役割なく天からおろされたものは何ひとつありません」と、今の時代感覚とマッチしていてとても良かった。
カムイ(神)のイントネーションが思ってたのと違ってたのは初めて知った。

2/9 阿寒湖から釧路空港へ 道東をくるりとまわり戻る。帰路へ
別世界から戻ると現実に引き戻されたような不思議な感覚で、これは今までの旅行とかと違う感覚だった。ああ 楽しかった!







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