"音楽"カテゴリーの記事一覧
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GLENN GOULD BACH:GOLDBERG VARIATIONS BWV.988
クラシックに関してはまったくの初心者だ。一般的に誰もが知ってる曲ぐらいしか知らない。語るべき知識などない。それでも好きな作曲家はある。私はベートーベンとワーグナー、バッハ、マーラーとかの曲が好きだ。
ベートーベンは運命に見られるように、あっさりとした終わり方が簡潔で好き。ワーグナーはなんというかロック。曲も含めて総合芸術が頂点だととらえていたためか、すごい盛り上がり、昂揚感が半端ない。マーラーはジェットコースターのように感情を動かされる。
だが、バッハに関しては特別好きなわけでもなかった。あまり興味なかった。
ところが超有名なピアノのグレングールドのバッハ、ゴールドベルクを聞いて、ピアノ曲の奥の深さを知り、すごいなと思った。グレングールドのせいかもしれない。本当にクラシックをあまり知らない私でさえ、強烈な印象をもった。ピアノ曲って素人には退屈で眠くなりそうだが、彼のひくバッハは緊張感あふれ、意識がはりつめる。時々鼻歌も入る。なんだこれは、と思った。それくらいグールドは魅力的だった。バッハの曲の良さが引き立った。
何度聴いてもあきない名盤だと思う。
また、ワーグナーは同じ曲をいくつかの指揮者、オーケストラで聴き比べたが、指揮者によって全く違うものになるのは驚いた。なんか、譜面の書き方が感覚になってる(ゆっくりと、と書かれても人によりゆっくりの解釈が違うように)らしく、それで違ってくるのかな?解釈とか。
で、私個人的にはワーグナーはドイツの指揮者がいちばんぴったりきた。さすがニューロマンティック街道!(?)PR -
suede スエード
ボーカル声とギター音のねちねちからみが好きだった。
すごくけだるく色っぽくグラマラスな感じというか。
結局はこのボーカルのブレッドとギターのバーナードが別れてしまうわけだが、ほんとにボーカルとギターのケンカ別れみたいなの、よくある。
彼らも私の中でイメージはまあきらきらした目立ってなんぼのボーカルとどこまでも職人気質のギタリスト、合うわけない、みたいな。
でもこれは THE SMITHS のボーカルとギターにも思ったけど、全く違う方向向いてる2人の化学反応で見事な音楽という感じがあった。彼らだからこそ、このバンドの個性ある音楽という感じだった。
で、スエード。私が最も好きなアルバムは「dog man star」。もうキラキラ、くねくねしてる。なんとも言えない背徳的、倒錯的なにおいがたちこめて、くらくらするョ(笑)ま、こういう音楽する人がそのままのイメージの生活のわけがないとは思うけど、でもエロいです。まずアメリカ人ではありえない(こら)。変態紳士もいそうな(こら)いかにもイギリスでございます。
全く違うけど、ノエルカワードのカバーでいろんな人が歌っている「Twentieth Century Blues The Songs of Noel Coward」ってのがあって、その中でもスエードさんだけけだるい、でもいい(笑)
全体的にペットショップボーイズ監修?かなり現代ふうアレンジされてるけど、昔良き時代のエンターテイメントみたいな王道ソングも心躍る音楽で普段聞かないジャンルでも魅力的。
ああ、それにしても毎日アプする目標は絶たれた・・・忙しすぎて・・・言い訳してるョ・・・ -
Alice in Chains 「Dirt」
最初はジャケ買いだった。すごくジャケットにひかれた。曲を聴いて最初びっくりしたが、聴けば聴くほどはまった。妙な例えだがブラックホールに落ちていくみたいな重力があった。ダークでどんより。友人に言わせたらビヨーンと伸びきった音だそうな。クイーンの匂いもわずかにした。病んでるなあと思いながら、それにははまる自分も自分だが。自分はそんなに悩んでるわけでも、病んでるわけでもなかったが、社会のシステムの理不尽なところとかにうんざりしてはいたな。曲がどれも暗くてどんよりだけどサイケデリックって感じ。これではまり、他のアルバムも探した。ジャンル分けでは「メタル」とありびっくり。抵抗があった。メタルて・・・。メタルのイメージはなんか私はあまり聞いてこなかったから、いわゆるメタリックな鋲のついた黒の革ジャン着て・・という感じ。(笑)そんな路線と違うけどなあ・・と不満だったよ。
1stはのっけの曲が「We die young」・・・今思えばシャレにならない・・・
それから映像も見た。そこではじめて彼らを見たのだが、イメージとかなり違い、細かった。アメリカのバンドなら絶対身体鍛えまくってマッチョなはずというあまりもの偏見まみれの私でした。そして顔面偏差値も高かった。おおっ!!と感動。どのバンドでもだいたいそうだが、バンドメインはヴォーカルとギター。まあ、どちらもおれがおれがだし。ベースなんかは「仕方ないからおれが支えてやっている」とメンバーを憐みの目でみるぐらいだと思ってる。(笑)で、ドラムはわが道を行く感じ。基本私はリズム隊が好きなんだけどな。ライブ行くと、そこがしっかりしてないとかみあわなくなるし。いちばん私的には目立ってる。あと、ベースのひざあたりで弾く感じがすごい好き。(クイーンのジョンさんはあまりに高い位置)でも私はいちばんファンになったのはギターのジェリー。彼はきっと変な人なんだろうと確信したのは彼のソロ曲のPV。すっごい変で笑ってしまった。ますます愛着わいた。
このアルバムのベストはやはり「would」。PVもすんごいかっこいい。ベースのリフがすっごい好き。最高です。