"映画"カテゴリーの記事一覧
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ひさしぶりに書く~。
ひさしぶりに映画を観に行く。「砂の惑星」だ。
なんといっても、あの監督だから。ドゥニ・ビルヌーブ監督、何回みても名前を覚えられない。
「メッセージ」で感動し、「ブレードランナー2049」もやった。私の好みすぎる傾向で、
絶対観たかった。
一応評判をネットで見てみる。「imaxで見て死ぬかと思った」というすごすぎる感想があって
ものすごくうらやましかった!いいなーいいなー。imaxで見たいよねえ。でもうちのとこにはない。
残念がりつつ、シネマズが家からすぐそこなんで、お風呂にはいって(!!)すっかりくつろいでレイトショーで観に行く。
観客5人くらい。キープディスタンス、マスク必須も関係ないじゃん。
コーヒーとポップコーンかかえて観る体制万全!
始まったらいきなり「part one」て・・・。ポカーンでしたが、まあ長い話だし、続くのねと気持ちを切り替えてぽりぽり、ごくごく最初はみてた。リンチ版も知ってるし、話も知ってたから、わからないことは全くなかったけど、なんていうかすごく美しい。ティモシーシャラメは美しいけど、それだけじゃなく、映像美ってのか、コスチューム、メカデザインなどいろいろ含めてやたら美しいし、監督の強い思い入れが伝わってきそうな感じだった。また音楽が・・いやもはや音楽ではない、「音響効果」といえそうなすごい圧のある打楽器乱れうち音がまた素晴らしい。あーあ、imaxでみたかったョ。
最初は上映時間長いから、途中トイレ行きたくなったら、とか考えていたけど、そのうちコーヒーやポップコーンも忘れ去り、没入していた。すごく良かった!この言葉しかない。
クイーンの映画のときは号泣の感動だったが、この映画は元からストーリーは知っていたから、感動というより、お金払って見て十分元をとった「良さ」で大満足の感じだった。だって「続く」という言葉がでてそうな終わり方だったから、途中って感じだし、次回が楽しみすぎる待ち遠しさもあり、全部含めたうえでの満足な感じ。美しい世界観が素晴らしかった。
あ、教母さまがシャーロットランプリングとはまったく気付かなかった!
スターウォーズのフォースといい、ナウシカの王蟲や救世主伝説といい、この元の小説から影響受けているらしい。だから元ネタなのに、後発の作品のために「あるある」感があって、ものすごい初めて見る感じではないんだけど、それくらい後のSFに影響を与えたんだろうな。
監督で同じ題材でもこうも違うんだなと、監督選びから映画は違ってくるのがおもしろい。
リンチさんはちょっとグロな美意識で、あれもよかった。長時間になったものをかなりカットされたらしいから、だからあらすじのようだったらしいとあまり評判良くなかったが、なんか納得した。雰囲気は好きだったんだけど、
今回のほうがやはり私には好み。まあ、今の映像加工技術ありきで、より素晴らしいものになったとは思う。(砂の惑星の見せ方が)
part two 楽しみにしてる。またお風呂はいって、レイトショーで観に行くかぁ~。PR -
これは絶対行きたかった。「ボヘミアンラプソディ」もちろん、クイーンの映画だ。
最後は号泣。フレディが亡くなってから、クイーン聞くと涙腺にくる。
私のクイーン歴は長い。思えば最初、中学生のとき、クイーンの写真を見たのがはじまり。音楽をきいて、写真見たときはロジャーが絶対ボーカルと思った。かわいい顔できれいな声とぴったりと思えた。それがフレディだったからえええ?と思ったのは覚えてる。そしてかわいいロジャーがものすごく男っぽいハスキーな声だったのも意外だった。当時はそれぞれのポスターを部屋にはっていたが、フレディはセクシーポーズではだけた胸元が胸毛いっぱいだったのを、親が気持ち悪そうに見たけど、私はフレディのどんなファッションも「フレディだから」と当たり前に思っていた。ニジンスキーというバレエダンサーを知ったのもフレディからだ。(笑)
大人になってみると、フレディのそのファッションはゲイそのものわかりやすすぎぐらいだったけど、子供のときは何の違和感もなく、ゲイとも思わず、「フレディだから」と当たり前のように受け止めてたワタシであった。いや、クイーンファンはみんなそうだったと思う。
で、この映画のメンバーや演奏再現度が素晴らしかった。最初はふーん、似てる?と思ったけど、だんだん、どんどん本人にみんなが見えてきた。笑えたのは「オペラ座の夜」というアルバムでロジャーが「I‘m in love with my car」という曲を作り、自ら歌ったのがあったけど、私は聞いた当時、車のキャブレターがどうとか、ギアがどうだとか、車を愛してると高らかに盛り上がって華麗にメンバーが合唱しているのがどうにも疑問だったんだけど、映画の中で、ジョンが「で、車にいったい何を求めてるわけ?」とか、ブライアンがあきれた感じで笑ってたりして、ボヘミアンラプソディのシングルレコードをラジオ局にもっていって、そこの人がレコードタイトルを「i‘m in..といいかけたらフレディがすかさず「それB面」といったのがツボだった。ワタシが変?て思ったのはまちがってなかったと(笑)
昔は正直フレディありきのクイーンであることはもちろん認めていたけど、フレディの魅力はわからなかった。でも大人になって彼の良さがすごくわかった。
映画では彼の孤独が浮き彫りになるシーンがあって愛おしく、悲しかった。ゲイであり、移民であり、あらゆる差別や、映画ではなかなか家族(父親)と理解しあえないとか、感性が鋭く、繊細であるほど、時にエキセントリックだったり、まわりからは理解されにくいのかもしれない。
そんなものをまといながら、最後は幸せな人生だったと(映画ではエンターティナーであることと言ってたけど)語ったという彼は早くなくなりすぎたけど、中身の濃い、味わいのあるいい人生だったのだと思う。
エイズであることをまずメンバーだけに告白し、みんなでまとまって、ライブエイドでがクライマックスシーンだけど、そのライブが素晴らしかった。見たことある感バリバリの出来だった。
俳優にもう見えない!
実際にも、不仲説もでていたのに、ラストアルバムをクイーン名義でみんなでフレディのためにつくりあげたメンバーの愛情をすごく感じた。
ラストタイトルロールでもレイトショーのけっこう多いお客誰も席を立たない。そうだろう!みんなクイーンナンバーを聞き入ってるのだ。最後に「show must go on」が流れるけど、これは泣いてくださいといわんばかり。もちろん涙が止まらない。が、ラストはこれじゃないだろう、「GOD SAVE THE QUEEN」だろうと言うのは、ファンの人ならわかってくれるでしょう。
今でも思い出す、人生初のライブがクイーンだった。フレディといっしょに合唱した「love of my life」みんなで歌うとフレディがにこやかに「ビューティフル」と言ってくれたこと、忘れません。
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母親の希望のため、某邦画をいっしょに観に行った。邦画って実はほとんど観ていない。
これといってよかったものとか思い浮かばない。ビデオでは前にみた「汚れた英雄」「木村家の人々」「のようなもの」とかよかった。ビデオ一択だけどアニメも良かった。「エヴァンゲリオン」とか「甲殻機動隊」シリーズ、「明日のジョー2」もよかったな。
そうだ、昔、学生のときに無料券もらってみた「山口組3代目」は起承転結はっきりでわかりやすかった。
で、今回、正直しんどい。美しい映像、美しいストーリーとは思うけどこれといって心に響くものがなかった。もちろん人によって全く感想は違うし、良かったという人も多いと思う。
でも私の感覚はもっと登場人物の内面を見たい。美しさよりもぐろかったり、おろかだったり、醜かったりもする心の葛藤や本能的なものがすごく見たいのだ。
私の個人的感想だけど、そういう意味では洋画の方が、逆に人をうまく表現していると思うことがある。そういうときに泣けてくる映画がある。
泣いたときの気持ちよさ(笑)
「ジャズミーブルース」とか「ブロークバックマウンテン」、「ローズ」「真夜中のカーボーイ」これはすごく泣けた。「ゴッドファーザー」はいまでも好き。ああ、なんて傾向が似てる。やっぱ私の方が少数派だな。あ、いまマイブームはテレビドラマの「今日からおれは」。80年代ヤンキー(バリではない)ものがいまさらだけど、小ネタに爆笑している。この時代って今から思うにのんびり感が半端ない。いきがってるわりに殺伐してない(笑)この時代は音楽も能天気明るいだったし、バブルへGO!